2022年5月6日 07:00
濱田祐太郎、R-1優勝後に感じた“テレビの壁”「目が見えないことを気兼ねなく扱ってもらえるのが理想」
やっぱり全国放送のテレビに出るというのは大きいんだなという実感はありました」。
劇場でライブを行っていても、テレビに出演することで、新たなお客さんが足を運んでくれるきっかけになる。その意味で、テレビというメディアの重要性は理解しているという濱田。
「テレビを観て知ってもらって、番組を観た人が興味を持って劇場に来てくださるというが、理想的だとは思っています」。
○■障害に対するナーバスな雰囲気を壊したい
しかし『R-1ぐらんぷり』に優勝し、テレビへの出演機会を得たからこその難しさも実感しているという。
「“イジる”という言葉の使い回しはあまり好きではないのですが、僕は目が見えないということをネタにするし、周りの方々もそれを気兼ねなく扱ってもらえるのが理想なのですが、やっぱり今のテレビのコンプライアンス的には難しいところがあるんでしょうね。そこを乗り越えて全部ぶち壊さなければ、なかなか前に進めない気はします」。濱田自身や周囲の芸人が気にしなくても、制作側が“盲目”ということをネタにすることにナーバスになってしまう。
「タレントさんはフラットに扱ってくれますし、僕自身もしゃべりたいことをしゃべっているのですが、放送する側が『やめておこうか』という判断になっているんじゃないですかね。