くらし情報『妊婦の理想の睡眠時間は? 妊娠すると眠くなる訳を睡眠コンサルタント聞いた』

2016年3月17日 10:30

妊婦の理想の睡眠時間は? 妊娠すると眠くなる訳を睡眠コンサルタント聞いた

マイナートラブル自体は妊娠の経過に障害を与えるものではないが、具体的には、疲れやすくなる倦怠感や易疲労(いひろう)、肩こり、腰痛、便秘、頻尿などを自覚するようになる。

その中でも特に、倦怠感や易疲労、頻尿は妊婦に多い"三大症状"と呼ばれており、頻尿は妊婦のほとんどが体験する睡眠トラブル「中途覚醒」に直接関係する。その他、足がつる「こむら返り」や足に痒みや痛みなどを感じる「むずむず脚症候群」も妊婦によく見られる睡眠トラブルと言われている。こむら返りとむずむず脚症候群はともに、妊娠3カ月以降に出始めて8カ月目にピークを迎え、分娩にとともに消滅していく傾向がある。

これらの睡眠トラブル以外にも、おなかが大きくなることによる寝苦しさ、身体の重心の位置が変わることによって生じる腰痛や肩こり、また、抑うつやイライラ感といった精神症状も、妊婦に想定されるリスクとして挙げられている。○問題は"睡眠時間"ではなくて……

では、妊娠前と妊娠中では一般的に睡眠はどう変化するのだろうか。時間の観点から言うと、一般の人に比べ、妊婦の就寝時間は平均して31分早まり、総睡眠時間としては21.4分延長したという調査もある(出典: 広島国際大学 心理臨床センター紀要 第13号 2014)。

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