くらし情報『村川絵梨、瀬戸内寂聴氏の問題作『花芯』実写化で主演! 愛欲に生きる女役に』

2016年3月25日 06:00

村川絵梨、瀬戸内寂聴氏の問題作『花芯』実写化で主演! 愛欲に生きる女役に

さらに、園子を愛し献身的に尽くしながらも裏切られ嫉妬に苦しむ夫・雨宮役を林遣都が、雨宮の上司で園子とおうせを重ねる男・越智役を安藤政信が、園子夫婦が下宿するアアパートの大家・北林未亡人役を毬谷友子が、それぞれ務める。

「園子という一人の女性の人生を演じきったことは、一つ大きな恋を経験したような感覚」と話す村川。「私自身も、彼女の人生観に触れて強くなった気がしています」とも口にしているように大きな達成感を得たようだ。

林は、「奔放ではかなげな女性はこんなにも美しいものなのか。手を上げてしまいそうな程憎たらしいけれど、抱き締めずにはいられない」と劇中で描かれる独特の女性像を表現。その上で、「見つめ合うだけで簡単に心を奪い奪われていく女と男の姿をじっくりと見ていただけたら」と呼びかけている。林の恋敵となる安藤政信は、村川の「むき出しの表現に未来を感じた」とその演技に力強い称賛を送る。

瀬戸内氏は、原作について「活字になるなり、子宮作家、エロ小説と、悪口雑言を受け、それに名もない作者、私が反抗したため、その後5年間、文学雑誌から干された小説である」と述懐。
一方で、「私にとっては、この一作の不幸な運命のため、かえって60年にわたる小説家の生活がつづいたという大切な作品」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.