2016年4月5日 08:30
Apple、自閉症受容月間にあわせてResearchKitの活用を紹介した映像を公開
Appleは、世界自閉症啓発デーにあわせて、デューク大学とケープタウン大学が、自閉症の研究を進めるためにResearchKitをどのように活用しているのかを紹介した映像「ディランを紹介します。」を公開した。
Appleが提供している医学・医療研究および健康リサーチ向けに設計したオープンソース・ソフトウエアフレームワーク「ResearchKit」は、早い段階で自閉症研究者の間で導入が始まった。昨年10月には、デューク大学とケープタウン大学との協同で「Autism & Beyond」というiPhoneアプリが公開されている。同アプリでは、iPhoneの前面に搭載されたFaceTime HDカメラを利用し、顔認識アルゴリズムと組み合わせ、生後18カ月の幼児のビデオに対する情緒的反応を分析することで、発達障害の可能性を検出する。子供を専門家と対面させなくても検査できるので、より早期での発見と治療を行えるという。このアプリは最初の1カ月で、その前の9カ月間にわたる実地研究を上回る参加者を集めることができたとのことだ。
4月はAutism Acceptance Month(自閉症受容月間)