2016年4月7日 12:31
地方を救う? "リアル人生ゲーム"が生み出す効果とは
という意味合いからも、効果ありと見てよさそうだ。
実際、リアル人生ゲームは、地域活性化の事例として、多くの商工会議所が注目しており、田中氏には、講演依頼が多数寄せられているという。
●リアルの効果はさらに拡大?
○リアルで期待される人生ゲームの広がり
この話、面白いのは、さらなる広がりを見せたことだ。田中氏の取り組みが出雲市長の長岡秀人氏の目にとまり、出雲市は自治体PRのためにタカラトミー、ツヴァイと連携、「縁結びポケット人生ゲーム」という名称で実際に商品化してしまったのだ。
ゲームはパワースポットなどの観光地を巡り、出雲そば、ぜんざいなどの特産品に触れ、出雲男子との出会いにより結婚、出産・子育てをしていくストーリーとなる。
縁結びの神様を祭る出雲大社があり、ターゲットとなるのは独身女性。人生ゲームで出雲市を知ってもらいたい考えだ。長岡市長は「出雲大社の大遷宮をきっかけに、出雲に1000万人の方にお越しいただいております。
訪れる8割の方が独身の女性。行ってみたい街、住んでみたい街、出雲を目指したい」と話す。
人生ゲームの提供元、タカラトミーでは、出雲市のほかにも、コラボレーションを予定している。