2016年6月27日 12:00
編成部長に直撃! - テレ朝、枠移動が早速効果・朝の番組は「1年で衝撃的な躍進」
●年々上がっていく『9係』の視聴率
テレビ局が一斉に衣替えを行う春の番組改編。今回も各局、課題の時間帯に新番組を投入したり、リニューアルを図ったりと、録画視聴が増える中でリアルタイム視聴を取り込むためのタイムテーブルを作成した。この戦略を考えるのが、"テレビ局の中枢"とも言われる「編成部」。今回は、民放キー局の「編成部長」に、春改編を総括してもらい、今後の展望についても語ってもらった。
2番目に登場するのは、視聴率争いで2位につけるテレビ朝日。"万年4位"と言われたのは遠の昔で、すっかり上位グループが定位置となったが、その原動力でもある機動的な編成が、この春改編でも威力を発揮したようだ。
(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区)
――吉田慎一社長が4月の定例会見で、今年の春の改編について「強い手応えを感じている」と話されていました。まずは連続ドラマが好調でしたね。
全話の平均視聴率は『警視庁捜査一課9係』が12.3%、『グッドパートナー 無敵の弁護士』が10.8%、『警視庁・捜査一課長』が10.3%となり、4月クールの民放連続ドラマのベスト5に3作品が入りました。なかなか難しい時代ですが、その中でも安定した結果で踏ん張ったのは、良かったと思います。