2016年7月19日 18:00
永遠の議論に終止符を! ビートルズアルバム40歳以上の洋楽人気対決
○『ラバー・ソウル』と『リボルバー』どっちが好き?
さて、いよいよここからが面白くなってくるところだ。勢いのあるロックンロール・バンドから音楽性の高さを追求し始めた『ラバー・ソウル』(1965年12月3日発売)とライブ活動停止直前に発売された『リボルバー』(1966年8月5日発売)。『ヘルプ!』からわずか4カ月でこれほど変身を遂げるグループってやっぱり他にはない。
ほら、やっぱり、拮抗してきました。『ラバー・ソウル』56%、『リボルバー』44%、わずかに『ラバー・ソウル』がリードしてはいるものの、アンケートを答えてくれた方々の苦悩が目に見えるようで、僕はうれしい。そうでしょう! 『ラバー~』は、「ノルウェーの森」、「ひとりぼっちのあいつ」、「ミッシェル」、「ガール」、「イン・マイ・ライフ」と挙げていけばきりがない名曲ぞろい。全般的にジョンが押しているが、ポールの「ミッシェル」は「イエスタデイ」に続きメロディー・メーカーの異彩を放った。一方の『リボルバー』には「タックスマン」、「エリナー・リグビー」、「アンド・ユア・バード・キャン・シング」、「トゥモロー・ネヴァー・ノウズ」など60年代ロックの先駆けとなるサウンド、フレーズ、ビートが詰め込まれており飽きることがない。