2023年2月5日 09:00
【ネタバレあり】木村拓哉&綾瀬はるか、映画『レジェバタ』話題のラスト…大友啓史監督の意図は?
東映創立70周年を記念する映画『レジェンド&バタフライ』が公開され、大ヒットスタートを切っている。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)が、最悪の出会いから次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく姿を描いた同作。
監督を大友啓史氏、脚本を古沢良太氏が務めた今作で話題になっているのが、いわゆる「本能寺の変」のシーンから続く結末の描き方だ。最後のシーンに込めた思いについて、大友監督に話を聞いた。
※この記事には作品の重要部分のネタバレを含みます
○■2人の人生をどうとらえるのか
――今回の結末として、2人が外国へ逃れられるんじゃないか、というところから一転しての…という展開が印象に残っています。「こう来るか」という二転三転の驚きもあり、どういった思いであの結末にされたんでしょうか?
どういう結末を迎えるか、そのアイディアは脚本の古沢さんがまず提示しててくれて。信長が死の間際にいわゆる走馬灯のように見たイメージがあり、分かりやすくいうとそれは、「2人が一緒だったら最強だよね」