くらし情報『BPO、『お笑い謝肉祭』で見解 - 嫌悪感・懸念持つ視聴者に「耳を傾けるべき」』

2016年12月21日 18:50

BPO、『お笑い謝肉祭』で見解 - 嫌悪感・懸念持つ視聴者に「耳を傾けるべき」

BPO、『お笑い謝肉祭』で見解 - 嫌悪感・懸念持つ視聴者に「耳を傾けるべき」

BPO(放送倫理・番組向上機構)の青少年委員会は21日、TBS系バラエティ特番『オール芸人お笑い謝肉祭 ’16秋』(10月9日放送)についての見解を公表。性意識に対する嫌悪感や、子供への悪影響を懸念する視聴者に「謙虚に耳を傾けるべき」との考えを示した。

同委員会は、同番組内での、温泉場で男性芸人の股間に"ヒリヒリする薬"を塗るシーンや、ローションを塗った大型の階段セットで芸人が下半身を露出したり、全裸で階段を昇り降りしたりしたシーンに対し、「社会的受容の範囲を逸脱しているのではないか」「性に対する扱いが不適切」との意見が出たことから、審議入りを決定。TBS側と書面でのやり取りや意見交換を行った上で、21日に「委員会の考え」を公表した。

それによると、「現代社会はジェンダーについての意識やセクシャルハラスメントに対する理解が深まり、とくに近年は性的少数者の社会的受容という性意識の変化が見られるようになりました」という現状を踏まえ、「テレビ局はこうした動向を鋭敏に感知する必要があり、特定の場面に嫌悪感を表し、また、子どもに悪影響を与えると懸念する視聴者に対しても謙虚に耳を傾けるべき」としている。

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