2023年3月14日 16:09
石丸幹二、最後の『ジキル&ハイド』Wキャスト・柿澤勇人は新たな参加に「果てしない道」
『ジキル&ハイド』は既に繰り返し上演されている作品ではありますが、稽古の中では自分なりの解釈やアイデアを提案させていただいたりと、役者としてとても楽しい時間でした。演出の山田和也さんをはじめ、スタッフの皆さんに感謝しています。この作品はとてつもなくエネルギーを要するフランク・ワイルドホーンさんのミュージカルナンバーがありますので、その素晴らしさも物語と併せてお伝えしなければならないという課題に日々、向き合った稽古の時間でもありました。
そして、これほどまでに身体と心、そして喉を酷使するとは、思ってもいませんでした。初演の鹿賀丈史さん、2代目の石丸幹二さんがこの作品をお1人で務められていたことが、今でも信じられません。人間の二面性を体現するということが、それほど果てしない道なんだと感じています。そして、その先に見えるものが何なのか、今はまだ僕もわかっていませんが、それを楽しみに、自身の実験が成功するよう、日々頑張りたいと思います!
劇場でお待ちしております。
○演出:山田和也 コメント
ブロードウェイで『ジキル&ハイド』を観劇したのは1998年、日本版の初演は2001年でした。
それから自分でも驚くような年月が流れたのですが、つい昨日のことのように感じる時もあったりします。