2017年3月26日 23:00
オスカー女優ブリー・ラーソン、キングコングの手のひらに乗った感想は?
虫を自然に避けてくれるから。私は自然の中にいるといつも刺されちゃうの。だから自分を守らないとね。
――『ルーム』も素晴らしい作品でしたが、いつも作品選びは何を基準に決めていますか?
物語の伏線がどういうものなのかが大事ね。私は自分の考えていることを行動に移すために映画に出ているわ。映画はたぶん映画を観てもらうために人が集まり、映画を観た人が自分たちの人生について考えることが重要だから。
『ルーム』はいろんなことを考えたり感じさせたりする映画だった。それで今度はそういうものをもっと大きな大作のなかでやってみたいと思ったの。
本作は映画を観ることそのものの楽しみも味わえるけど、それ以外のもの、何か考えさせるようなものも含んでいる。愛についての考え方もあるし、人間がいつも物事を支配したがることについての疑問も投げかけているでしょ。
――これまでやってきたなかで、女優をやっていて良かったと感じた瞬間とは?
スイスに『ショート・ターム』が招かれて上映された時、世界中からいろんな国籍の方が集まってきて6000人くらいの方が映画を観てくれたの。英語を話せる方は少なかったけど、その時にものすごいスタンディングオベーションを浴びたわ。