2023年7月1日 10:00
中村アン、パブリックイメージにもがいた日々「いま35歳でようやく『お芝居が好き』と言える」
――中村さんはこれまでも女優として活躍されてきましたが、舞台に挑戦するにあたって、準備していることはありますか?
一番は気持ち。見たことのない景色に向かうときは平常心を保ちながら、覚悟をもって臨むことですね。演出の粟島(瑞丸)さんをはじめ、共演させていただくキャスト・スタッフの皆さんと一緒に全力で最後までしっかりとがんばりたいなと思います。
――初めての舞台作品でいきなりの初主演ですが、プレッシャーは感じますか?
稽古が始まる前までは、すごく不安だったんですが、キャスト・スタッフの皆さんにお会いしてからは、向かう先が見えてきたので前向きにがんばるのみ! という気持ちになっています。プレッシャーは意外と感じていなくて、とにかく来ていただけるお客さんに楽しんでもらうという気持ちを大切にがんばっています。
――舞台作品だと、映像とは違った技術も必要になってくると思います。
遠くに投げかけるのは大変ですね。でも、声を出すことによって、だんだん恥ずかしいとか怖いという気持ちが無くなってきていて。
これは私が超えたい壁でもあったので、勉強になりました。今までドラマ作品とかだと、自宅で動きながらセリフを覚えたりしていましたが、稽古はみんなで体を使いながら覚えていくので、すごく新鮮でした。