2017年6月11日 10:00
映画『無限の住人』8人の証言者たち - 「皆さまのもの」になるまで (18) セットを苦労して作り、自らの手で壊す心境とは? (7人目:美術 松宮敏之氏)
というのは、ポジション関係なく、みなさん考えていることだと思います。
――皆さん、口を揃えておっしゃるのが「現場の一体感」です。
そうですね。チームワークから生まれるパワーは三池組ならでは。本当にすばらしいです。現場がいちばん楽しいですからね。最高です。1つのことに向かって各部署が集中して、心地良い緊張感もあります。
――そういう空間の中で、特に印象に残っているのは?
やっぱり、ラストの300人斬りの宿場町ですね。ただ、全体的にしっかりやっているつもりで、それぞれのセットに苦労があります。映画として、1つの流れがお客さんに伝わるといいなと思います。
■プロフィール
松宮敏之(まつみや・としゆき)
和歌山県出身。東映京都撮影所に所属。1994年の『新・極道の妻たち 惚れたら地獄』で美術監督デビューし、これまで『SABU さぶ』(02年)、『魔界転生』(03年)、『IZO』(04年)、『男たちの大和/YAMATO』(05年)、『桜田門外ノ変』(10年)、『幕末高校生』(13年)、『この国の空』(15年)などを担当。(C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会
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