2023年12月25日 07:00
ソウルの“聖地”HYBE社屋に潜入 周辺までファンの愛があふれるエリアに
だ。
会社の顔となる1階ロビーは、ダークグレーを基調としたシックな空間と思いきや、天井は木目を想起するような落ち着いたオレンジがグリッド状に張り巡らされていた。誰かの好みに左右されず、機能性の追求が意図されているといい、このコンセプトで建物内部のトータルデザインが施されている。
中層階にはオフィスを配置。仕切りを移動式ラック(モービルラック)にすることで、用途に合わせた最適な広さのスペースを自由に作ることが可能となっており、壁とドアを設置すれば会議室にも変貌する。HYBEがここに移転してきたのは、コロナ禍の2021年。リモートワークが増えるなど、オフィスの使用形態が大きく変化する中でも対応できる設計となった。
○ソウルを一望できる屋上庭園
最上階の19階にあるのは、共用空間「Forum」。
ここもロビーと同じ色合いのデザインで、天井の高さは4mと解放感のある空間だ。すり鉢状になったスペースは小さなステージとしても利用でき、電動カーテンで仕切ってアーティストが音楽番組やSNS用動画の撮影に使用することもあるという。「Forum」の中には、カフェを併設。運営するのは、ソウルの人気コーヒーショップ・FRITZで、かわいらしいアザラシのキャラクターが出迎えてくれる。