2018年2月21日 10:30
北原里英、卒業発表後に気づいた「まだ続けていたい」 アイドルと夢
●『サニー/32』への思いと女優の一歩
“偶像”を追い求める自分に「卒業」という区切りをつけ、第2の人生へと踏み出す人々を取材する連載「アイドルたちの転身」。第1回は、2018年春を目処にアイドルを卒業する北原里英(26)に前編・後編にわたって話を聞く。
アイドルとしての10年を振り返り、胸の内を明かす北原。AKB48が国民的アイドルグループへと成長する中、どのような思いで女優への夢をいだきつづけていたのか。後編では心の葛藤に耳を傾けながら、主演映画『サニー/32』(2月17日公開)を経て女優へと転身しようとする姿を追う(前編:北原里英、人生で初めて聞こえた「集中力が切れる音」 秋元康に導かれて)。
○「声優になりたい」友人の夢に刺激されて
――この業界に入る前から女優に憧れていたんですか?
女優になるために、これまで数々のオーディションを受けてきましたが、唯一合格したのがAKB48でした。
――何がきっかけで女優に憧れるようになったんでしょうか?
小学生の時に友だちの中で一人「声優になりたい」と言った子がいて、その時に初めて「芸能もなりたい仕事の1つなんだ」と実感しました。その頃から、友だちとふざけて寸劇をするのが大好きでした。