2014年5月30日 07:00
筑波鉄道廃線跡を自転車で行く「つくばりんりんロード」- 東京から自転車旅
道中にはりんりんロードへの行き先を示す標識もあるので参考にするといいが、道に迷っても周りの人に聞けば「あっち」と教えてくれる。
土浦駅から走ると、初めは街の中を走っている感覚だが、気がつけば田園風景が開けてくる。道の両サイドには木々が立ち並び、季節の移ろいも感じられる。取材時の4月末には桜が咲き誇り、その奥では田植え機がゆっくりと稼働していた。
○"雨引観音ヒルクライム"で刺激を
ツーリング当日は土曜日だったが、都内のサイクリングロードのように混んでおらず、自転車とすれ違うのもまれだった。また、フラットで走りやすいコースということもあって、子供と一緒にサイクリングを楽しんでいる家族を見かけることもあり、なんだかほほえましい気持ちにもなることも。
休憩所は「虫掛」「藤沢」「筑波」「真壁」「雨引」「岩瀬」と、駅の名を引き継いでいる。今は駅名などの標識はないが、屋根やベンチから当時の駅の姿を推し量ることができる。
休憩所間は場所によって3.8km~12.8kmと幅があるが、休憩所以外にも駅舎跡は残されているので、自分の好きなタイミングで足をとめられる。
また、道の側には武者塚古墳や小田城跡などの史跡のほか、「雨引観音」