中学生の科学の祭典 -第1回 科学の甲子園ジュニア全国大会出場チームが決定
男子が210名で女子が71名という内訳となっている)。
同大会の目的は、「理科、数学などにおける複数分野の競技に協働して取り組むことを通じて、全国の中学生が科学の楽しさ、面白さを知り、科学と実生活・実社会との関連に気づき、科学を学ぶことの意義を実感できる場を提供することによって、科学好きのすそ野を広げるとともに、未知の分野に挑戦する探究心や創造性に優れた人材を育成することを目的とする」というもの。
競技の種類は、高校生対象の科学の甲子園と同様に「筆記競技」と「実技競技」を用意。筆記競技は1競技6題の問いを6人で70分以内に解くというもの。一方の実技競技は2競技開催され、それぞれ90分以内で最適解を導き出すものとなっている。
実技競技の2つの問題のうち、1つは事前公開競技となっており、すでに参加チームに事前情報が渡されている。具体的には数学の問題で、和算の油分け算を行ってもらう「大江戸mathにて とりわけmass!?」というもので、江戸時代の和算家である吉田光由が執筆した「塵劫記」と1000mL、700mL、300mLの升を配布。これらを用いて、1000mLの升に入っている油を正確に半分ずつに分ける方法を考えるというもの。