2019年9月5日 11:00
草なぎ剛「特別な作品に」酷暑の現場で語った『台風家族』への手応え
映画、ドラマ、舞台など幅広いフィールドで活躍し、“いい人”キャラで知られる草なぎ剛が、市井昌秀監督(『箱入り息子の恋』『ハルチカ』)のオリジナル脚本を映画化する『台風家族』(9月6日公開)でなんと最低最悪のクズ男を怪演! 生々しい表情と汚い言動で強欲ぶりを爆発させる彼にいったい何が!?
映画は銀行強盗で強奪した2000万円とともに姿を消した両親の“見せかけ”の葬儀に、兄弟とその家族が集まるところから始まるが……そんな本作で草なぎが演じたのは、どんな手を使っても遺産をぶん取ってやろうと考えている4人兄弟の長男・小鉄。娘からも「自立しろ」と言われるクズ野郎を剥き出しの生々しい芝居で体現したが、その姿はこれまでになく圧倒的で人間らしい。新たな魅力を開花させた草なぎの熱い想いを、昨年7月、猛暑の栃木県で行われた撮影現場の本人の言葉で伝えたい。
――『台風家族』はかなり衝撃的な映画ですが、草なぎさんはこの作品のどんなところに魅力を感じましたか?
この映画は市井昌秀監督のオリジナル脚本を映画化するものなんですけど、もしかしたら主演映画で自分よりも年下の監督とご一緒するのは初めてかもしれなくて。