2019年10月16日 17:26
松本白鸚が考える、「役者としての務め」とは? 主演舞台50周年に語る
という歌に騙されてきたか(笑)。でも50年この歌を歌い続けてきたところを見ると、まだやっぱり夢は叶うと信じてるんですね」と自身の体験と重ねた。
同作の今後については、元気な限り続けていきたいと希望しつつ「『クリスマス・キャロル』のように、毎年違う劇場でかかるようになってほしい」と、先の先まで見通す。「伊勢神宮もお社を建て替えるし、歌舞伎の襲名も同じ。この世に初代松本幸四郎が生まれたのは約300年前で、去年十代目が生まれたわけで、新しくなっていくのは日本の素晴らしい精神だと思います。たまたま『ラ・マンチャ』を50年やり続けていたけど、常若の精神は持っていきたい。やり続けて、いつの日かそのままお客様の脳裏の中に消えていきたいなと考えております」「役者の芸は、役者がいなくなって消えてしまえば、おしまいと思ってるんです。脳裏に残ることがすべて。
それが役者としての務めであり、嬉しいことですね」と役者論を示した。
画像提供:東宝
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