2012年8月31日 22:32
会津が誇る「伝統会津ソースカツ丼」には、店主の愛情がたっぷり!
大正時代から人々に親しまれて、会津のガンコおやじがプライドを持ってその味を守り続けている。
会津のソウルフード「伝統会津ソースカツ丼」だ。
現在、「伝統会津ソースカツ丼の会」加盟店は23軒。
その1軒1軒、味に個性があり、比べて食べるのもこれまた一興(いっこう)だ。
一般的にカツ丼といえば、玉ねぎとカツをしょうゆで煮込み、その上に卵をからめたもの。
しかし会津のカツ丼は、その名の通りソースで味付けしたカツ丼だ。
誕生の経緯は定かでないそうだが、定義としては、「ほかほかのごはんの上にサクサクのキャベツを敷き、揚げたてのカツを店独自のソースで絡めた丼」となるよう。
そんな会津オリジナルのカツ丼に一家言ある飲食店数店が一致団結して、2004年に「伝統会津ソースカツ丼の会」を誕生させた。
ソースカツ丼誕生の経緯は、カフェ全盛期だった大正時代、洋食のコックが手軽なまかないとして考案したという説がある。
余った肉片を当時人気だったカツレット(今のカツレツ)にして、ウナギのかば焼きからヒントを得た甘めのソースで絡める。
それを食べやすいように、さっと丼に盛ったのが始まりではないかというのだ。