くらし情報『【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(30):もしも深海で暮らすなら』

2012年12月31日 16:30

【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(30):もしも深海で暮らすなら

【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(30):もしも深海で暮らすなら
地球の表面のおよそ71%は海だ。平均水深は3,800mと深く、地球のほとんどは深海が占めている。
もしも深海で暮らしたらどうなるのか?土地不足も解消されのびのびと生活できると思ったが、2℃足らずの水温と細胞も破壊する水圧におびえながら、漆黒の世界でじっとし死ぬのを待つしかなさそうだ。

■静寂と高圧

水深200mまでは浅海(せんかい)、それよりも深いと深海と呼ばれる。海岸や大陸棚(だな)の浅い部分にあたる浅海は海底面積のわずか8%しかなく、残りはすべて深海だ。71%の92%だから地球の65.3%が深海となる計算だ。

さらに海水の95%が深海にあるというから、この面積と空間が活用できれば地球は巨大な惑星になるのだが、生物を拒絶するかのように、過酷な条件がそろっている。

水深150~200mに届く光は海面のわずか1%にすぎないため、深海では光合成をおこなう植物やプランクトンは生息できない。
水深1,000mを超えると完全な暗闇となり、目が退化する、自ら発光する、望遠鏡のような筒型の目を持つなど、生物は独特な進化を遂げる。

地上では植物が基盤となるが、深海では落ちてくるプランクトンや魚の死骸(しがい)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.