『ウチの夫は仕事ができない』最終話あらすじ - 胸を張って言う「僕は仕事ができません」
プレゼンは司の代わりに担当した社員が気に入られ、そのまま引き継ぎ、担当することに。
無事に子どもが生まれ、司は仕事のかたわら育児にも一生懸命、協力しようとするが、沙也加は「司はもっと仕事がしたいのではないか」と心配だった。
そんなとき、司は「男ってつらいよ」という企画を立てる。
「ちょうどキャリアの正念場というときに育休を取ると、今後に影響する」「妻が体調を崩したときに、代わりに保育園に迎えに行き、世話をする。気がついた上司から着信の嵐」。
仕事と家庭の板挟みや辛さ、苦しみを感じているお父さんたちに伝えたいことがある、ということで立てた企画だった。
子どもと過ごす時間は短い。今、子どもと過ごす日常。
でもその日常が特別で、たくさんの思い出が散りばめられている。自分の命よりも大切な存在があること。振り返ってみてその時間の愛おしさを感じる――。
そして、自分は仕事より大切なものに気づいた。仕事は楽しい。がんばりたいと思っている。でもどうしても人生の中で家族が一番になる。仕事を一番に考えられない人間は社会ではできない人と呼ばれてしまうかもしれない。
だとしたら、自分は胸を張って言う。