2012年4月2日 20:00|ウーマンエキサイト

『マリリン 7日間の恋』ミシェル・ウィリアムズ オフィシャルインタビュー

ウーマンエキサイトでも注目の『マリリン 7日間の恋』。現在全国の映画館で女性を中心に熱い支持を受けている本作で、「本物みたい。キレイすぎてスクリーンがまぶしい」という声が多数出ている、主役マリリン・モンローを演じたミシェル・ウィリアムズのオフィシャルインタビューをお届けする。

『マリリン 7日間の恋』ミシェル・ウィリアムズ オフィシャルインタビュー
●脚本を初めて読んだときの印象私はコリン・クラークという人物や原作について何の知識もなかったのですが、脚本を読んでたちまち物語に引き込まれました。テンポや話しの流れがよかったし、登場人物の内面をしっかり描いている点も素晴らしいと思ったわ。マリリンという人物が生き生きと描かれていたから、役にすんなり入り込むことができました。

●マリリンを演じたことについて子どもの頃、私は寝室の壁にマリリンの写真を飾っていたんです。白いドレスを着たマリリンが、軽やかな足取りで木に向かって歩いている姿をとらえた写真でした。
私は伝説的な女優とかセックス・シンボルとしてマリリンを見ていたわけではなく、彼女に対して女の子同士の親近感みたいなものを持っていました。マリリンの圧倒的な存在感とか性的魅力を意識したりもしなかったわ。私の目に映るマリリンは、木々の中を軽やかに歩く1人の女の子だった。私はそのイメージを手がかりにして、役作りを始めました。マリリンに対する私個人のイメージが役作りのスタート地点になったんです。マリリンについて自分なりのイメージをもっている人があまりにも多いので、リサーチの過程で私は人の意見に惑わされるのはやめようと心に決めました。私はマリリンの人物像を自分なりに解釈して、マリリンという人物をどう演じるか自分で決めることにしたんです。私は私なりにマリリンを演じましたが、それをどう思うかは観る人次第でしょうね。
作品が完成して色々な意見が耳に入るようになったので、実をいうと少し不安になっています。今まで意識しなかったけれど、多くの人がこの映画に期待していますからね。

●マリリン・モンローについての印象役作りを始めた当初、私は一般的に知られているマリリンの人物像が彼女の本当の姿ではないということを理解していませんでした。でも、マリリンに関する資料を読んだり写真や映像を山ほど見たりしているうちに、人々が抱いているマリリンのイメージは彼女自身が長い時間をかけて作りあげた虚像だということに気づいたんです。マリリンは教師のアドバイスを取り入れたり鏡を見て自分を研究したりして、彼女ならではの魅力を強調する方法を考え出しました。マリリン・モンローという人物は、マリリン自身が作りあげたキャラクターだったんです。

●コリン・クラーク役のエディ・レッドメインについてエディの演技を初めて見たのは、ニューヨークで上演されていた「Red」という舞台劇を観に行った時でした。私は彼について何の予備知識もなかったので、彼自身も役と同じアメリカ人なんだと思い込んでしまったんです。
それほど彼の演技は素晴らしかったんですよ。実は彼がイートン校出身のイギリス人で、コリン・クラークと似たような経歴の持ち主だなんて思いもしなかったわ。エディとコリンは、生まれ育った環境が驚くほど似ているんです。「Red」で演じた役とこの映画で演じた役はまったく違いますが、エディは変幻自在の演技派なので見事にコリン役を演じています。エディほどコリン役にふさわしい俳優は、ほかにいないでしょうね。

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