よく話を聞くと、その方の履歴は少し色彩の勉強をし、資格を取り、ファッション業界に携わっていないにも関わらず、プロとして仕事をしていたのです。フランスではあり得ない光景です!
フランスには、その道のプロ(例えば革職人や縫子さんやお花に関する方々など)に職人が一緒に勉強する色彩などはありますが、資格だけなどと言う単品の物は存在しません。
パリのルーブルやオルセーを見に来た方々は分かると思いますが、フランスでは小さいときから色彩や美術館での授業があります。
絵の前に小さな子供たちがたくさん座り、先生が絵の歴史や色彩などの説明をしています。小さいときからこのような環境の中で育っているので色彩感覚が優れるのですね、と世界中からいわれています。日本の美大学生の子が、羨ましがっていましたよ。
普段から目にするものが大切なのです。みなさんもぜひパリのルーブルやオルセーを見に来てくださいね。
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