2014年9月4日 12:00|ウーマンエキサイト
秋はリュートやヴィオラ・ダ・ガンバの調べとともに…
優美なカプスペルガーのリュート曲に胸キュン父親がドイツ貴族だったために、
カプスペルガーというドイツ語の苗字ですが、ヴェネツィア生まれで、1stネームはジョヴァンニ。イタリア初期バロックの作曲家です。やはり自身がリュートの名手。華麗な技巧に富んだ作風で宮廷で人気だったそうですが、リズムが躍動的で演奏もエッジが効いているというか、斬新な印象があり、当時としてはかなり進歩的だったのではないかと推測されます。動きがあって楽しく飽きません。
他に、イタリア・ルネッサンスの作曲家でリュート奏者でもある、
フランチェスコ・ダ・ミラノのリュート作品もお薦めですし、
ヨハン・セバスチャン・バッハも、穏やかで美しいリュート曲を書いています。夜、眠る前に聴くとぐっすり! おくゆかしい響きのリュートの音色に魅了され、優美な夢の世界への扉が開きますよ。
サヴァールの弾くヴィオラ・ダ・ガンバは深い癒しにバルセロナ生まれの
ジョルディ・サヴァールは、ヴィオラ・ダ・ガンバの第一人者。
2013年秋の来日公演も大盛況でした。同じくスペイン生まれで、16世紀ルネッサンスの作曲家・
ディエゴ・オルティスによる、スペイン宮廷の高貴な響きを思わせるエレガントな小品集がこの
「ヴィオラ・ダ・ガンバのためのレセルカーダ集」。ただもう…時間がゆったりと流れていきます。
ディエゴ・オルティス「ヴィオラ・ダ・ガンバのためのレセルカーダ集」
オルガンやハープと織り成す典雅なハーモニーでありながら、すぐ目の前で演奏されているようなリアルな息遣いが感じられて、秋の夜長、心の底から癒されます。サヴァールはたくさん音源を出しているので、ぜひお気に入りを探してみてください。
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ジョン・ダウランド「リュート ワークス」
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カプスペルガー「タブラチュアによるリュート曲集第1巻」
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ディエゴ・オルティス「ヴィオラ・ダ・ガンバのためのレセルカーダ集」
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