2014年10月26日 07:00|ウーマンエキサイト

いつまで生めるの? 「卵子の老化」という現実

日本女性の第一子出産の平均年齢が30歳を超えました。35歳以上で初産を迎える方も増えていて、かつての「マルコー(高齢出産」は日常化しています。見た目が若くみえる30代40代の女性も増えていますが、いくら見た目が若くても、カラダ年齢は見た目では測れません。

いつまで生めるの?「卵子の老化」という現実

画像:(c)blanche - Fotolia.com


■卵子はいつ作られるの? 赤ちゃんの誕生は、子宮内での卵子と精子の出会いから。毎月、月経と月経の間に起こる「排卵」が出会いの始まりなのですが、その卵子はどこで作られているの?

実は卵子は新しく作られて排卵している訳ではないのです。卵子の元(原始卵胞)はなんとお母さんのお腹の中にいる胎児の時にピークの数をもっています。その数は約500~700万個といわれています。しかし誕生時には、約100~200万個とすでに減っているのです。


初潮を迎える思春期の時には在庫は30万個。そこから毎月、月経・排卵を繰りかえしていくのですが、排卵する卵子は1つでも、毎月減る卵子の数はなんと約1000個。それは1つの卵子を選ぶ前に候補生が多数選ばれ、そこから一人を選出するべく、卵子のオーディションがあるからです。

■卵子のお部屋と赤ちゃんのお部屋の居心地は? 毎日約1億個の新しい精子が作り出される男性と違って、生涯新しく作られることはない卵子。女性は生まれる前からすでに卵巣に入っている卵子の在庫を使っていっているということなのです。

そう考えると、卵子そのものの数よりも、在庫をストックしている卵巣、つまり子宮という臓器をどれだけ大切にしているかで卵子の質や数が変わってくることにも注目しなければいけませんね。

卵子の眠るストックルームの温度は快適でしょうか。きちんと栄養は届いているでしょうか。
もし卵子と精子が出会えたら、その後9か月も滞在することになるホテルの居心地はどうでしょうか。


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