人生の節目は幸せをつかむ最大のチャンス! 年齢別体験談
夏のバーゲンも終盤になり、ワゴンセールにたかる人の姿がまばらな時期になりました。掘り出し物を探しにアパレルへ行ったそんなときに、とても粋な方が。
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たまたま隣の試着ブースにいた方で、御年75歳ながら若草色のスーツを試着中。「似合うかしら? ジャケット、ちょっと丈が長すぎない?」と声をかけられたのがきっかけでした。
二人でああだこうだ、とお互いの試着アイテムを批評しあい、納得のいく買い物ができたのを覚えています。
「パワフルですね~何か秘訣(ひけつ)が?」と聞いてみると「毎日新しいことに興味を持つことかしらね」とウィンクする姿はさすがの貫録でした。
考えてみると、周りのイタリア女性から「年齢が」「周りの目が」「経験がないから」などのネガティブ系の言葉はあまり聞いたことがありません。
行動する人ほど、幸せな生き方をつかんでいることが多いここイタリア。
ここでは、節目の年に人生を変えていった女性のエピソードをご紹介します。
■30歳で法律家を辞め、ゲームクリエイターになった女性
大学を卒業したあと、インターン先の弁護士事務所に就職し法律家を目指していた知人女性がいます。両親が弁護士、兄弟も弁護士という家で、小さいころから自分も「法律家になる」と決め、その通りに進学・就職しました。
「離婚の分野で依頼が多くて、人のいろいろな一面を見るようになったの。そうしたら自分の選んだ仕事に少しずつ疑問が出てきた」と語る彼女。
30歳の誕生日を迎えて2か月ほどたったある日、クライアントと激しい口論になったのがきっかけで「もう無理」と限界を感じ、しばらく休職しました。
休んでいる間「本当に自分がやりたかったことは?」「積極的にやりたいと思えるものは?」と考え続け、「今死んだら、やらなくて後悔するはずのこと」をリストアップ。そこにゲームがありました。