浴室はちょっと油断するとすぐにカビが生えます。浴室乾燥機があればよいけれど、設置できないことも。
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そんなときに頼れるのが除湿機! 洗濯物をかけて除湿すれば、浴室も洗濯物もカラカラになります。
■浴室乾燥機なしのカビ対策
最近は浴室といえば、ユニットバスタイプが主流です。タイル張りのバスルームに比べてカビは生えにくいものの、せっけんカスや水あかの宝庫となるスペース。
ちょっとでも気を抜けば、すぐカビに悩まされます。
24時間ずっと換気扇をまわしたり、浴室乾燥機を使ったり、毎日完璧に掃除することができればよいのですが、なかなかそううまくいきません。
賃貸物件や、最近流行のリノベーション物件では、浴室乾燥機や換気扇をつけることができないケースもあります。
そんなときにオススメなのが、除湿機によるカビ対策。用意するものは数万円程度の除湿機と、洗濯物をかけるバーのみ。
除湿機は大型量販店やホームセンターなどで、すぐに手に入ります。
洗濯物をかけるバーは、数千円のつっぱり棒でOK。ただし、洗濯物の量に合わせて、耐荷重20~50kg程度のしっかりしたものを選びましょう。
費用は高くなりますが、リフォーム業者に依頼してユニットバスメーカーがつくっているバーを取りつける方法もあります。
■軽く水気を拭き、窓を閉めて電源を入れるだけ
・まずは下準備
浴室を使い終わったら最後に、目には見えなくても壁や床に飛び散っているせっけんカスなどをシャワーで洗い流します。
熱めのお湯で流し、その後、水シャワーで流すのが効果的。
さらに、カビ対策だけでなく、汚れ対策もより完璧にしたいのであれば、届く範囲だけでもよいのでスポンジで軽く洗いましょう。
浴槽のお湯は抜かなくても問題ありません。ただし、熱気が漏れないようにしっかりとふたをします。
逆にこのタイミングでお湯を抜く場合は、浴槽内に入浴剤の成分が残らないようしっかり洗い流しましょう。
・いよいよ、準備完了
壁などについた水気を軽く拭き取ります。体を拭いたあとのタオルを使うか、窓ガラス掃除用のワイパーを使いましょう。
下準備の後いったん窓を開け、スキンケアをしたり、髪を乾かしてから浴室に戻って、水気拭きをするのがオススメ。少し時間を置くことによって、熱気が抜けるからです。
あとは、窓を閉め、除湿機を置いて電源を入れるだけ。脱水した洗濯物があればバーにかけます。
浴室のドアを開け、浴室の入り口や浴室内に除湿機を置けば、脱衣所も同時に除湿できます。
除湿機はセットした時間が経過すれば自動で止まります。タンクいっぱいに水がたまった場合は、時間内でも自動停止する機能が付いたものもあります。
これで朝まで安心して、ぐっすりと眠っていて大丈夫です。