景観や陽光、自然のフィールドを味わいながら走れるのが、トレイルランニングの魅力。
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道のアップダウンも大きく、体力の消費は激しいですが、アスファルトを走るロードランニングとは違った刺激があります。
■はじめるにあたり必要なもの
女性にも人気が高まりつつあるトレイルランニング。しかし走る環境や装備など、さまざまな面でハードルの高さを感じている人もいることでしょう。
最近はランナー人口の増加に伴って、アイテムを取り扱うショップも増えてきています。はじめるならいまがチャンス!
不整地域を快適に走るためには、何よりもシューズ選びが大切。
トレイル用のシューズは、クッション性があり、ソールに無数のおうとつが施されていて、地面をとらえられるようにグリップ力がしっかりとしているのが特徴です。
多機能になればなるほど重くなる傾向はありますが、機能と重量のバランスがよい一足を選びましょう。
トレイルランニングでは厚手のソックスを使用するのが一般的。シューズの試着の際はそのことも踏まえて、ワンサイズ大きめを選ぶ人が多いようです。
サングラスや帽子、雨具や防寒具など、季節や場所などによって用意するアイテムは若干異なります。
また、これらを収納するリュック選びも大きなポイント。大きさは荷物の量に合わせ、通気性がよく軽いことも決め手のひとつです。
ウエストベルトの収納ポケットや、ボトルホルダーも有効活用できるのでチェックが重要。
飲み物やドライフルーツ、お菓子などを入れておけば、水分補給や糖質やビタミン摂取もスムーズにおこなえます。
■スクールやツアーに参加し自信をつけよう
トレイルランニングを継続させるためには、共通の趣味を持った仲間との出会いがイチバン!
ひとりでは行き詰まってしまう練習も、スクールではインストラクターが適切にアドバイスしてくれるため、確実にレベルアップがはかれるでしょう。
ストレッチから実際のランニング、クールダウンまでをおこなえるカリキュラムになっており、状況に合わせたカウンセリングも実施されているのが一般的。
近場にスクールがない場合は、休みを利用してツアーに参加するのもおススメ。
経験値や好みに合わせてコースを選び、ビギナーは無理のないスケジュールを組むようにしましょう。
最近では、ひとりで参加するケースも増えているツアー。ツアーなら知らない人同士、練習を通じて仲良くなれる楽しさがあります。
■トレイルレースにエントリー
練習に慣れてきたら、実際のレースにエントリーしてみましょう。距離は10キロ以下から、100キロ近くある最高峰レベルまでさまざま。
体力に自信のある人でもムリは禁物。
山は急激な天気の変化もあり、標高差はいやおうなしに体力を奪います。まずは短い距離のレースを選びましょう。
ちなみにビギナー向きのレースといえば、
- 開催地までのアクセスがよい
- コースが分かりやすい
- 起伏が最小限である
- 絶景が楽しめる
などが条件として挙げられます。