もっと自由にスニーカーを! 「わたしのスニーカーライフ」大公開
■4. 岸由利子さん/著述家・画家
―― お気に入りスニーカーについて教えてください。
足のサイズが25cmと大きく、かつ幅広なので、ナイキ、プーマ、コンバースなど、どのメーカーのものでも、基本的にはメンズスニーカーの25.5~26cmを履いています。数字にすると、若干ごつい印象がありますが、とにかく心地よいサイズ感ですし、周りの方から大きさについて何か言われたことはまだないです。
最近のお気に入りは
オールホワイトのネオビッグ タンをはじめ、
アディダスの白×ハイビスカス模様バージョンと
ブラックバージョンのハイカットで、この3足を履き回しています。とにかく歩きやすく、弾むような感じが気に入っています。体の線にぴったり沿うショールカラーのブラックジャケットに、ゆったりしたメンズパンツを腰履きするなど、クラシックとカジュアルを対極ミックスするスタイルが多いので、存在感と安定感のあるアディダスのハイカットは、バランスを取るには最適だと思っています。
―― スニーカーを買うときのポイントや楽しみ方について教えてください。
色々と調べて狙い打ちするというよりは、パッと見ていいなと思ったものをすぐに買うタイプです。絵画制作をするときは、もっぱらコンバースオールスターの白を履きます。
プロジェクトごとに新しいスニーカーを下ろすのですが、描き進めるごとに、飛び散る絵の具があたかもデザインされたかのように、左右のシューズに異なる模様をつけていくのが面白いなと思って、アーカイブをストックしているところです。ハイヒールも好きですが、近年は、実用美を兼ねたスニーカーの方により魅力を感じます。
きし・ゆりこ
ロンドン・セントマーチン美術大学卒業後、ブランド「マルコマルカ」の創立者・ファッションデザイナーとして活躍。その後、著述家・画家に転身。美術・文化・ファッション・人物インタビューを中心に『TOKYOWISE』『Wellib』などのウェブや書籍に至るさまざまな媒体で執筆中。画家としてはパリ・バルセロナなど海外を主な発表の舞台に作品発表を行う。
お気に入りのスニーカーも、選び方も、楽しみ方もひとぞれぞれ。ただひとつ共通して言えることは、みなさん、カジュアル感を自分のセンスでコントロールしていることです。
買うときからカジュアルすぎるものを選ばない、逆にそのカジュアルさを加えることで洋服との絶妙なバランスを取るなど、大人の女性ならでは、それぞれに細かい配慮やこだわりがあり、それがその人ならではの個性になっているようです。
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