■夫婦間のルールは特になし! 自然な流れでの育児参加とは?
【チェックポイント2:パパの育児参加】
「察して動く」を発揮 毎朝6時に起きて朝食を担当
――おもに朝、育児や家事をご担当されているんですね。
夜は仕事でどうしても遅くなってしまうこともあるので、自分で時間をコントロールしやすい朝に、できるだけ家事や育児を担当するようにしています。毎朝6時に起きて朝ごはんを作り、上の子どもたちを送りだしてから、下の子を保育園に連れていきます。
【塚崎パパの家事・育児分担表】
---平日---
<朝>
・家の片づけ
・朝食準備
・朝食片づけ
・保育園への送り
<夜>
・上の子どもたちと一緒に寝る
---休日---
<朝>
・家の片づけ
・朝食準備
・朝食片づけ
・下の子をスイミングへ連れていく(土曜日)
・子どもたちとおでかけ(おもに日曜日)
<夜>
・子どもとお風呂
子どもは、上が9歳の男の子と女の子で、下は6歳の女の子です。上の子たちは二卵性なのですが、たまに同じような反応をすることもあって、自分たちで「双子だねー」と言っていることもあります。
下の子は、上の子たちのマネをして、なんでもやりたがる。「私だってできるもん!」といってやろうとするけど、3歳差があるので、やっぱりできないという感じです(笑)。
――お仕事が忙しいなかで、毎日ご家族の朝食を作られるということにびっくりしました。
朝食といっても、大したものは作っていません(笑)。フルーツを切ったり、卵を焼いたり。あとは、パンを焼いて、ヨーグルトとジュースを出すくらいです。
――毎日続けられていることが、すごいです。分担については、事前に話しあったうえで決まったのでしょうか。
分担についてのとりきめは、とくになかったですね(笑)。私たち夫婦は、良くも悪くも、何かについてルールを決めることがほとんどありません。夫婦間でのルールや特別な教育方針もなし。
「のびのび育ってくれればいい」と思うくらいです。
ただ、妻が出産後も働き続けたいということは知っていたので、できるだけ協力したいとは思っていました。
――最初のお子さんが双子ということで、ご夫婦でしっかり育児分担を決められたのかと思っていました。
双子だと、夫婦でフル稼働したところで手がまわらないこともあります。分担を決めるというよりは、手が空いたときにできることをしていました。
たとえば、妻が疲れて寝てしまっていても朝なら私がミルクをあげられる。そういう感じで、夫婦間のバランスをとりながら、いまの状態になっていきました。
――「これをやって」と奥さまが頼む前に、察して動かれたということですね。夫婦間で育児や家事を分担するときには、妻が夫に言葉できちんと伝えないと難しいという意見をよく聞きますが…。
両方の実家が近くにあるわけではないので、サポートをお願いしづらいということも関係しているかもしれません。あとは、妻がうまく私のモチベーションを上げてくれているおかげかも…。私が料理を作るとほめてくれて、上手に育ててもらっています(笑)。
妻とは学生時代に知りあって、結婚してからも14年くらい経ちます。付きあいも長く、お互いに超えてはいけないラインがなんとなくわかっているので、けんかもしません。
たとえば、私はいろいろと言われるのがあまり好きではない方だということも妻はよく知っています。ダメ出しもほとんどないです。
何か気になったことがあるときには、後からやんわりというくらいにしてくれています。
――「こっこクラブ」でママたちの話を聞いているから、「これはやってはいけない」という地雷ポイントがわかっているのかもしれませんね。
それは関係ありそうです。職場で学んだことを家庭で生かす、みたいな(笑)。ワークライフバランスが保てているということですね。
――塚崎家は、おふたりの連携がうまく取れていることでしょうか。
もちろん、ふたりだけですべてをこなすことはできないので、
外部サービスもフル活用しています。会社から補助があるベビーシッターやファミリーサポートなど。
妻も仕事柄、子どもが熱を出したからといって休むことができません。いざというときに困らないように、預け先はいくつか確保しています。