2016年7月7日 17:00
チリの建築家スミルハン・ラディックの個展がTOTOギャラリー・間で開催、思考の源と模型で表す現代の寓話集
展を開催している。ラディックは、自身の中にあるチリの原風景やアート作品、お気に入りの童話などにアイディアの源泉を求め、極めて詩的であると同時に、敷地形状や環境に応じ、巨石や樹脂膜など形状の定まらない素材を大胆かつ巧みに構成している。例えば、それは代表作のひとつである「サーペンタインギャラリー・パヴィリオン 2014」が、オスカー・ワイルドの短編『わがままな大男』に着想を得て2010年に試作した模型作品「わがままな大男の家」が発展、作品として結実したことにも見ることが出来る。「BESTIARY:寓話集」と名づけられた本展では、空想上の生き物に見立てた20余りの模型を中心に、ラディックが考える現代の寓話集を提示。さらに、プロジェクトごとにラディックが描き記した70冊にものぼるスケッチブックや、書籍『The Invention of Chile[チリの発明]』に着想を得たという架空の「チリ現代建築ガイド」などが展示される。【イベント情報】「スミルハン・ラディック展 BESTIARY:寓話集」会場:TOTOギャラリー・間住所:東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F会期:7月8日~9月10日時間:11:00~18:00料金:無料休館日:月曜、祝日、夏期休暇8月6日~8月15日
(c) Andres Batlle
(c) Gonzalo Puga
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