くらし情報『霧のアーティスト・中谷芙二子の個展が水戸芸術館で開催。屋外と屋内に新たな「霧の彫刻」を展示』

2018年10月4日 14:00

霧のアーティスト・中谷芙二子の個展が水戸芸術館で開催。屋外と屋内に新たな「霧の彫刻」を展示

本展では、屋外と屋内にそれぞれ「霧の彫刻」を展示。一つは、石川県加賀市の中谷宇吉郎 雪の科学館の建築を手がけるなど、長年の盟友である磯崎新が設計した水戸芸術館広場の噴水を舞台に繰り広げられる霧のパフォーマンス。そしてもう一つは、屋内で映像を投影する実験的な霧のインスタレーション。陰と陽のように対照的な二つの霧の彫刻は、自然とメディア、二つのエコロジーをめぐる本展をシンボリックに表現する。屋外の霧作品の噴霧時間については、ホームページで確認できる。また屋外の作品は、17時から恒久展示のライトアップが点灯する。

霧のアーティスト・中谷芙二子の個展が水戸芸術館で開催。屋外と屋内に新たな「霧の彫刻」を展示
《ユートピア Q & A 1981》1971 (企画:E.A.T.) 東京ターミナル会場風景より
E.A.T.東京メンバー(左から):小林はくどう、中谷芙二子、森岡侑士
撮影:深沢正次
エンジニアとアーティストによる共同プロジェクトを支援する「E.A.T.」が手掛けた大阪万博ペプシ館で、中谷は人工霧の研究開発を担当し、最初の「霧の彫刻」を制作した。以来中谷は、2017年までに、80を越える霧作品を世界各地で発表してきた。
本展では、最初の霧発生装置が実現するまでの協働プロセスや会場での設置風景とともに、その後に続く50年の霧作品の展開を資料展示し、独自の環境作品へと向かった思考と実験のプロセス、技術界に与えた影響、そしてさまざまなジャンルのアーティストとのコラボレーションへと開かれていった模様を紹介する。

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