くらし情報『ミラノ編:メンズファッション、次の10年の流れを探るvol.3【2020春夏メンズコレクション総括】』

2019年8月10日 10:00

ミラノ編:メンズファッション、次の10年の流れを探るvol.3【2020春夏メンズコレクション総括】

この数シーズン、メンズのコレクションサーキットのなかで、ミラノの存在はウィークポイントになりつつある。ショーを行うブランドの足並みがそろわないことで、バイヤー、プレスがミラノをスキップし、パリから入るスケジュールに変更するケースが増えているためだ。

ファッションジャーナリストの野田達哉が今のメンズファッション、そして次の10年の流れを探る。2020年春夏メンズコレクション総括レポートvol.3は、ミラノ編。

ミラノ編:メンズファッション、次の10年の流れを探るvol.3【2020春夏メンズコレクション総括】

ミラノ編:メンズファッション、次の10年の流れを探るvol.3【2020春夏メンズコレクション総括】

グッチ2020年クルーズコレクション
Courtesy of Gucci shot by Dan Lecca

その兆候は2017年1月、グッチ(GUCCI)がメンズのショーを2月のウィメンズでのコーエドショーにシフトした頃からだろうか。それまでミラノメンズでショーを発表していたヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)、モスキーノ(MOSCHINO)、モンクレール ガム・ブルー(MONCLER GAMME BLEU)、ディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)、エトロ(ETRO)、ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)、などが次々にショーを休止。

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