くらし情報『展覧会「ルドン―秘密の花園」三菱一号館美術館で - 花や植物に焦点を当てた世界初の大規模展』

2017年12月15日 18:20

展覧会「ルドン―秘密の花園」三菱一号館美術館で - 花や植物に焦点を当てた世界初の大規模展

展覧会「ルドン―秘密の花園」三菱一号館美術館で - 花や植物に焦点を当てた世界初の大規模展

画家オディロン・ルドンの展覧会「ルドン―秘密の花園」展が、2018年2月8日(木)から5月20日(日)まで、東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催される。

花や植物を描いたルドン作品に焦点を当てた世界初の大規模展
クロード・モネ(1840-1926)をはじめとする印象派の画家たちと同世代でありながら、彼らとは異なる幻想的な内面世界に目を向けた特異な画業で人々を魅了してきた、画家オディロン・ルドン(1840-1916年)。本展はルドンが描いた絵画の中でも花や植物に焦点を当てた、世界で初の展覧会となる。

見どころは最大級のパステル画《グラン・ブーケ》を含む装飾画
展覧会の最大の見どころのひとつは、フランス・ブルゴーニュ地方に居を構えた美術愛好家のドムシー男爵が、ルドンに注文した城館の食堂の装飾画だ。装飾画は完成後にドムシー城に秘蔵、三菱一号館美術館所蔵の最大級のパステル画《グラン・ブーケ (大きな花束)》を除く15点は食堂の壁から取り外され、1988年にはフランスの“相続税の美術品による物納”制度により国家所有に帰し、現在はオルセー美術館の所蔵となっている。

ドムシー男爵の城を飾った装飾画シリーズが一堂に会するのは日本初
残された《グラン・ブーケ》は制作後110年目にあたる2011年3月、パリで開催されたルドン展にて初公開されるなど、今日まで三菱一号館美術館の所蔵品として幾度か披露されてきたが、前述のオルセー美術館所蔵の15点と合わせて、ドムシー城の食堂を飾ったルドンの装飾画が一堂に会すのは日本初の機会となる。

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