2021年8月21日 11:05
映画『MONOS 猿と呼ばれし者たち』コロンビアの内戦、極限の状況を生きる少年少女兵の狂気
映画『MONOS 猿と呼ばれし者たち』が、2021年10月30日(土)より、シアター・イメージフォーラムほかで全国順次公開される。
コロンビアの内戦をベースに少年少女兵の姿を描く
映画『MONOS 猿と呼ばれし者たち』は、前作『Porfirio』がカンヌ国際映画祭監督週間に出品された新鋭監督アレハンドロ・ランデスの3作目にあたるサバイバル・オデッセイ。各国の映画祭で63部門にノミネートされ、サンダンス映画祭やBFIロンドン映画祭など計30部門で受賞を果たし、世界の映画祭を席巻した。
物語のベースとなったのは、南米・コロンビアで50年以上続いた内戦。暴力の脅威にさらされ続けたコロンビアの歴史と、外界から遮断された世界で生きる少年少女兵の思春期のゆらめきを重ね合わせ、美しい映像と共に幻想的な世界観を描く。
<映画『MONOS 猿と呼ばれし者たち』あらすじ>
時も、場所も、定かではない世界のどこか。《猿》と呼ばれた8人の若き兵士がいた――。
世間から隔絶された山岳地帯で暮らす8人の兵士たち。
ゲリラ組織の一員である彼らのコードネームは“モノス”(猿)。「組織」の指示のもと、人質であるアメリカ人女性の監視と世話を担っている。