【TOKYO MER感想 最終話】人が人を救うということ・ネタバレあり
ストーリー、演出、演技、全てが見事な作品全体を通して、いつしか喜多見幸太という医師が実在するかのような気持ちになった。
いつも温和で、競わず激せず仕事を遂行するリーダー像は、常に新鮮で魅力的だった。
テレビドラマはエンターテイメントであり、リアリティだけを追求するわけではないが、それでも喜多見幸太という人間の魅力、喜多見を支えるMERチームの魅力は本物だったと思う。
「お医者さん、看護師さんってかっこいいね」
「麻酔科医のお医者さんってあんなに複雑なお仕事なんだ」
「医療技師さんのサポート力すごいよね」
この作品から得た私たちの憧れと敬意が、今も戦い続ける医療従事者の皆様への応援になることを願うばかりである。
ドラマは、さらに先の未来まで描けそうなところでラストシーンとなった。
叶うなら何らかの続編という形で、またトリアージタグを握って走る喜多見とMERの面々に再会できたら嬉しいと思う。
オリジナル・ディレクターズカット版(第1話・最終話)は2021年9月27日(月)から動画配信サービス『Paravi』にて独占配信
DVD&Blu-rayが2022年3月2日(水)発売決定
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[文・構成/grape編集部]