2023年3月24日 10:11
女王・卑弥呼はどこにいた? 日本史上最大の謎を『夢分析』で解く小説が登場
現在から約2千年ほど前に、歴史上の人物である、女王・卑弥呼(ひみこ)がおさめていたとされる、邪馬台国(やまたいこく)。
日本のどこかに存在したとされていますが、実は、正確な場所が分かっていないのをご存じでしょうか。
邪馬台国がどこにあったかをめぐっては、専門家や古代史ファンによって、さまざまな説が展開されてきました。
20年来の古代史ファンで、実力派作家として知られる平岡陽明(ひらおか・ようめい)さんも、その謎に興味を抱いた1人です。
作家の平岡陽明さん
平岡さんは、邪馬台国の謎に迫る、歴史ミステリー小説『眠る邪馬台国―夢見る探偵 高宮アスカ』(中央公論新社)を執筆しました。
2023年3月22日に刊行された同小説は、『夢分析』に絡めて邪馬台国の謎を解くのが特徴。
夢分析とは、人が寝ている間に見た夢の内容から、無意識のうちに何を考えているのかを分析する手法です。
【あらすじ】
新聞社で古代史を担当している、58歳の記者・高宮周二は、亡き妻の夢をひんぱんに見ていた。
ある日、周二は親族の結婚式で、甥のアスカと再会。29歳のアスカは、小さな頃から好奇心の塊で、アメリカで夢と睡眠を研究している。