2020年4月20日 04:30
こんなときこそ、じっくりと読書!読み応え十分、「オーケストラ」のすすめ
新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)による緊急事態宣言で、オーケストラのコンサートが中止されています。
実は、日本はアマチュア・オーケストラの数が非常に多い国。プロ・オーケストラが33団体あるのに対し、アマチュアはおよそ1,000団体以上もあり、東京近郊には約700団体が存在するといわれています。
気候のよい春は、プロ・アマチュアを問わずコンサートが多く、毎年多くの聴衆がコンサートを楽しんでいます。
楽器の練習ができないなら本でオーケストラを感じる
ホールや練習会場が閉鎖されている現在、アマチュア団員の中には、自宅に防音環境がないため練習さえできない方も多いでしょう。
今回は、こんなときこそおすすめしたい本をご紹介します。
クリスチャン・メルラン著、その名も『オーケストラ知りたかったことのすべて』(みすず書房)です。
この本は、元プロ・オーケストラのティンパニー奏者フランソワ・デュパン氏と交流のあった著者が、彼を偲び、オーケストラを体系的にとらえたもので、日本では2020年2月に発行されました。
厚さ約3センチ、価格も税抜6,000円と少しお高めですが、コンサートのチケット代と考えれば、決して高くはないでしょう。