くらし情報『総額6000億円にも!「休眠口座」はどう整理すればよいのか』

2018年10月26日 16:00

総額6000億円にも!「休眠口座」はどう整理すればよいのか

ですが休眠口座になっても、預金者が気付いた時点で銀行に申し出れば、いつでも、出金や解約が可能です。通帳やはんこなどを持って銀行に行きましょう。確認に時間がかかることがあるので、電話連絡して行くといいと思います。

通帳やキャッシュカードをなくした方も、問い合わせてみてください。身分証明証などを持参すれば、手続きできることが多いです。

ただ、いつでも出金できるとはいえ、来年以降は、社会事業費に活用する休眠口座は、銀行から国の機関に移されます。そうなると、今よりもっと手続きが煩雑になり、時間がかかると思います。休眠口座の手続きは、今年のうちに済ませてしまいましょう。


困るのは、引っ越しなどで休眠口座のある金融機関が近くにない場合です。電話をかけて、ほかの金融機関で手続きできないか、相談してください。ただし、ほかの金融機関で手続きする場合は、1,000円程度の手数料がかかることがあるので、注意してください。

休眠口座は、毎年約700億円ずつ増え、’08年以降の総額は6,000億円を超えるといいます(’18年・金融庁)。この資金の一部を、子育てや生活に困っている人などを支援するNPO法人などの活動費に充てる法律が昨年施行されたのです。

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