2019年2月2日 06:00
氷川きよし デビュー20年目迎え「変わっていく時期」と決意
「僕にできることは、とにかく歌い続けること。いままでプレッシャーを感じて悩んだこともあったし、悔しい思いをしたこともありました。でも最終的には、苦労も悲しみも全部、歌で伝えていけばいいと思うようになりました。自分にとって歌のない人生はありえない。お客さまがいてくださって、愛してくださって、歌がある。それに僕は支えられてきました」
デビュー20年目突入を記念した取材のこの日、氷川きよし(41)のどこか吹っ切れた様子が印象的だった。聞けば、この1年ほどは思い悩んでいたのだという。
「“氷川きよし”が一人のアーティストとして、どういう表現をすべきか。
20周年を目前に控えて、悩み葛藤していました。ずっと“氷川きよし”を大事にしようと思って歌ってきたんですけど、そのために“こうじゃなきゃいけない”“こうあるべき”というルールを自分のなかでつくって、それに従いすぎていたときがあったので」
葛藤の末にたどりついた結論は、「ホッとする自分の定番のヒット曲も大切にしていきながら、いろいろな表現に挑戦していき、自分のなかに秘められたものを生かす」こと。
「演歌だけでなく、ロックに挑戦したり、シャンソンに挑戦したり。