2019年11月28日 06:00
介護保険の助成金が使えるかも…老朽化した実家のリフォーム術
下地があれば、将来的に必要になった際、ホームセンターで手すりを購入し、個人で設置できる。
【2】扉は開き戸ではなく引き戸にする
押したり引いたりする開き戸は転倒のリスクがアップするだけでなく、車いすの移動時にも負担が多い。トイレ、浴室などは引き戸にすることで閉じ込められる危険性を回避。
【3】細かい段差をなくす
すり足で歩く高齢者にとっては、ささいな段差でも転んでしまい、骨がもろくなっているため大けがをする可能性が大。2〜3センチの小さな段差ほど、つまずきやすいので解消しておく。
【4】リビングの近くに寝室(ベッドスペース)を確保する
介護状態になった際、トイレや風呂場と同じ階に寝室があると移動が楽。リビングの一角にベッドを置く選択肢も。トイレと寝室の距離が近いと温度差によるヒートショック予防に。
【5】トイレは1畳分、風呂と洗面所はそれぞれ2畳分確保する
トイレ、浴室、洗面所などの水回りは、将来的に介助者が作業することも考慮し、なるべく広いスペースをとる。車いす生活でも十分な空間があるとスムーズに移動できる。
建て替えやリフォームをする際に、親の行動を見ておくことも大事。