2019年12月23日 16:00
動画配信サービス躍進の理由 NetflixとAmazon来年の価格戦略
2019年流行語大賞に「サブスク」がノミネートされました。日経トレンディ・日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」でも「Netfllix」が7位にランクインしています。動画配信サービスはまさに、2019年に大躍進した市場といえます。
とはいえ、そもそも動画サービスの違いを分かっていない人や、「入会しているけど、このままでいいのか悩んでいる」人も多いはず。2020年、動画配信サービスはどのように変わっていくのでしょうか。2大巨頭であるNetflixとAmazon Prime Videoの違いを読み解きながら、今後の変化を分析します。
■2019年に動画市場が躍進した理由をPEST分析
最初に、動画配信サービスが2019年までにここまで成長した理由を考察しましょう。マーケティング分析の手法「PEST分析」から読み解いていきます。
まず、政治面において。総務省は、2020年までに5Gの導入を実現するために、研究開発の支援など様々な取り組みをしてきました。次に、経済面。動画配信サービスの加入者数は年々増加し、企業規模も大きくなってきました。社会全般としても、地下鉄やカフェにWi-Fiが導入されたりと、移動中に動画を閲覧できるような環境が実現しました。