2020年6月24日 21:03
平野レミ 21年前のレシピ本復刊!没後8カ月…夫婦愛の献立再現
そして「すると、次はこうしてみようかなって思うでしょ。和田さんが私を持ち上げるのがうまいから、上手になっていったのかもしれない」と明かしている。
「和田さんは初めて見る料理が出ると、『これは何?』と言いながら一口目に箸をつける。そんな彼のために調理することが平野さんの生き甲斐だったといいます。彼女の料理には『イナカナッペ』など独特のネーミングのものが多いですが、それらは和田さんと考えたもの。47年間の結婚生活で一度も喧嘩をしなかったのは、こうした“共同作業”のお陰でもあったようです」(前出・テレビ局関係者)
平野には、もともと夢があったという。
「お母さんの介護が終わった後、平野さんはフランスに語学留学したいと考えたそうです。しかし『日本を離れると、誰が和田さんの料理を作るの?』と心配になったといいます。
和田さんはもともと脂っこいものが大好き。平野さんがいなくなったら、健康に良くない生活を送るのでは……。そう思い、断念したそうです」(出版関係者)
いっぽう和田さんも彼女のことを気遣ったようだ。「平野さんが疲れた声をしていたら、和田さんは素早く察知。また常に『ありがとう』の言葉も忘れなかったそうです。