多摩川と淀川も…専門家が警告する全国の氾濫危険エリア20
など
【16】島根県 斐伊川出雲市周辺
【17】広島県 太田川広島市周辺
【18】徳島県 吉野川徳島市周辺
【19】愛媛県 肱川大洲市周辺
【20】長崎県 本明川諫早市周辺
分析の結果、河川の氾濫によって、浸水、洪水などの被害を受ける危険性が高いエリアの多くは、やはり本川と支川の合流点に集中。さらに、“海抜ゼロ”地帯が広がる平野部、無堤防区間が長いエリアなどがリストアップされた。
MAP以外の河川でも堀越さんが豪雨による氾濫の危険性があると指摘したのが、静岡県の狩野川。
「狩野川は天城山系から伊豆半島の中央部を流れています。天城山は降水量が多い地域で知られ、多くの支川が走り、狩野川に合流。とくに、下流域では函南町、三島市付近で蛇行し、大場川や来光川と合流するなど、豪雨によって氾濫する可能性が高いです。また沼津市、三島市、函南町、伊豆の国市韮山の多くが、河川水位より2~5mの低地域なので、大規模な洪水の危険性もあります」
堀越さんは、ハザードマップで自分の住むエリアの危険度が低いからといって「決して安心すべきではない」とアドバイスする。
「これからの時代、河川流域に住んでいる人は、常に防災意識を持っていたほうがいい。