2020年9月24日 11:00
脚本家・中園ミホ 運気を“爆上げ”した「出産」という選択
しかし、その後も順風満帆だったわけではない。28歳でデビューしたものの、拘束時間の長い連ドラは避けるなど、どこか仕事に向き合い切れずにいた中園さんの運気が爆上がりしたターニングポイントは33歳のとき。
中園流の占いにある12周期でいうと、それは「縁起」の年。「今年は決断の年になるはず。結婚するのかな?」という漠然とした予感を抱いていた中園さんに訪れた一大事は、予期せぬ妊娠だった。
「この年に決めることはとても重大だという覚悟はしていたけれど……。産まない選択もふくめて3日間悩み抜きました」
産まない方向に気持ちが傾いていた間、気持ちが塞いで食べ物がまったくおいしくなかった、という中園さん。
「3日目に、産む方向で考えてみると途端に食べ物がおいしく感じられて、産もうと決めました。
いま思えば人生最良の決断でした」
実は、中園さんの占いの運命星は『食神』。「食べ物がおいしく感じられることが、決断のバロメーターだ」と痛感したこの判断は正しく、未婚の母として出産後、大きく運勢が好転していく。
「息子を産んでからは『この子を餓死させるわけにはいかない』と、やっと人生に気合が入った感じでした。