2021年4月19日 06:00
「80年代の流行の発信源はハリウッド映画だった」と専門家
(C)AMBLIN Universal Ronald Grant Archive Mary Evans 共同通信イメージズ
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にみんながこぞって読んでいた本の話。同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。
「’65年から本格的に参戦したベトナム戦争、’70年代に2度発生したオイルショックなどで、アメリカの社会や経済は失速していました。ゆえに、レーガン政権(’81〜’89年)は豊かで強いアメリカを取り戻そうと、自国の商材や文化を世界へ積極的に発信したのです。日本でもバブル期にはディスコやサーフィンがはやり、トレンディドラマでは、人気女優がラルフローレンを着こなしました。なかでも、若者に多大な影響を及ぼしたのが、ハリウッド映画です」
そう語るのは、トレンド評論家の牛窪恵さん(53)。
’70年代は『スター・ウォーズ』シリーズ(’78年〜)など宇宙や未来をテーマにしたSF作品が多かったハリウッド映画だが、’80年代に入ると、『インディ・ジョーンズ』シリーズ(’81年〜)といったアクション映画、『愛と青春の旅立ち』(’82年)