くらし情報『心臓病で旅立った翔平ちゃんの母明かす大谷翔平との“キャッチボール”』

2021年11月3日 18:00

心臓病で旅立った翔平ちゃんの母明かす大谷翔平との“キャッチボール”

翔平といつか一緒にごはんを食べて、お風呂に入って、笑って、泣いて、そんな当たり前の日々を過ごしたいのです」

「しょうへいくんを救う会」が掲げた目標額は3億5千万円。募金活動だけではなく、すでに心臓移植手術を受けた子供たちの「救う会」から、その余剰金が寄付されていた。それでも目標額にはまだ1億2千万円足りない……。

じりじりと焦る太志さんや静葉さん、そして救う会のメンバーたちに“思いがけない知らせ”が届いたのは、’18年ももう終わろうとしているころ。なんと大谷翔平選手が、翔平ちゃんのお見舞いに来てくれるというのだ。

当時、大谷翔平選手は日本に滞在していた。メジャー1年目終了直後に右ひじ靱帯の修復手術を受け、リハビリに励んでいた彼は、翔平ちゃんのことを知り、こう語ったという。

「(翔平ちゃんが)自分の名前から名付けられたことは光栄です。
縁があるので、なんとしても力になりたいです」

■「あったかいね」、翔平ちゃんを優しく抱きしめた大谷

大谷選手が大阪にある国立循環器病研究センターを訪れたのは’19年1月5日。翔平ちゃんは1歳6カ月になっていた。

大谷選手の印象について静葉さんはこう語る。

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