2021年11月12日 06:00
瀬戸内寂聴さん死去 本誌で語っていた“若く長く生きる秘訣”
特に秘書の瀬尾まなほさん(33)は、寂聴さんの“長生き”に貢献していたようだ。
「毎朝、この娘の顔を見ると笑顔になるし、一日に何度も声をたてて笑わせてもらっている。それが私の元気の素になっているような気がします。まなほが寂庵に来ていなかったら、もうちょっと早く死んでいたかもしれない」(『本』’18年1月号)
■若く長く生きるには、年下の人や好奇心を大切に
寂聴さんは’17年12月に長編小説『いのち』を上梓。そして’18年4月には96歳の誕生日を前にInstagramを開設。「日本最高齢のインスタグラマー」として話題となり、開設1日でフォロワー数が1万2,000人を超えるほどの反響を呼んでいた。
そして、“インスタグラマー・デビュー”も寂聴さんの若さの秘訣だったようだ。’19年4月、寂聴さんは本誌に好奇心と若々しさの関係性について説いていた。
「年がいもないことをすればするほど、人は気持ちが若々しくなるのです。私がこの年でも小説家として活動できているのは、あまり人の言うことを聞かず、“好きなこと”を続けてきたからでしょうか」
そんな寂聴さんは昨年12月に新型コロナウイルスで世界が混迷を極めるなか、本誌で「コロナのせいで人と会えなくなったのは、非常につらい、寂しいことでしたね」