くらし情報『近藤真彦 ツッパリファッションの概念変えた“スケスケシャツ”』

2022年5月29日 06:00

近藤真彦 ツッパリファッションの概念変えた“スケスケシャツ”

東京の中高生にとってヨコハマは、大学生や社会人が行く別世界のような場所で、曲を聴いて、大人の世界を想像した人も多かったはず。ジャニーさんはマッチの、独特の世界観を表現する力を見いだしていたのではないでしょうか」

この曲を素肌が見えるほど粗いメッシュのトップスやスケスケのシャツに、キンキラのジャケットを羽織って歌っていたマッチ。そのファッションは“ツッパリ”にも、大きな影響を与えたという。

「横浜銀蝿や“なめ猫”がブームになるなど、不良のファッションといえば硬派な学ランが基本でした。ところがマッチの出現によって、全国のツッパリが学ラン一辺倒から、カジュアルでセクシーなファッションにも憧れるように。概念に幅が生まれたのです」

ツッパリ・不良・ヤンキー系を意識していることは、5枚目のシングル『情熱☆熱風せれなーで』(’82年)からもうかがえる。

「伊集院静さん作詞、筒美京平さん作曲の、最強タッグによる楽曲。タイトルに星や月の絵を入れた点もユニークですし、『せれなーで』をあえてひらがなにしたのは当時、ヤンキー文化の“丸文字”をイメージしたとも報じられました。
ちなみに、通常、セレナーデは男性が、女性の家の窓辺に向けて愛を伝える夜曲で、大人の告白のイメージですが、同曲は対照的にポップでキャッチー。

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